日本パッケージングコンテスト受賞実績

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21年連続受賞を誇る当社の包装技術
コンテスト受賞履歴をご紹介

日本パッケージングコンテストは、公益社団法人日本包装技術協会が主催する、包装におけるデザインからロジスティクスに至るまでのその年の包装の最高峰と優秀群を決定するコンテストです。当社はその日本パッケージングコンテストで21年連続受賞。更に2010年、2009年、2008年、2007年は2つの部門で受賞するなど高い評価を受けております。
その当社の包装技術の受賞履歴をご紹介します。

日本パッケージングコンテスト受賞

2023年度工業包装部門賞

PETシートによる鍔式液晶パネル包装
PETシートによる鍔式液晶パネル包装

電子基板の付いた液晶パネルは非常に薄いガラス板を主体とした製品で、従来は真空成型トレイの収納ポケットに 1 枚ずつしか収納できない。そこで、収納効率を上げるためにDFL(Design For Logistics)視点に基づいて製品企画・製造工程まで遡り、2枚入りの収納を提案。その際に製品保持や耐衝撃性能向上、画面保護を目的としたPET(ポリエチレンテレフタレート)素材シートに鍔形状を採用することで、輸送効率の倍増に加え、包装資材削減を実現した。

2023年度大型・重量物包装部門賞

長尺製品用バラ積み荷役脱却スマートコンテナ
長尺製品用バラ積み荷役脱却スマートコンテナ

長さ3m以上ある長尺鋼材製品は、台木を挟んでバラ積みで保管・荷役されていたが、荷役・輸送時の落下や荷崩れ、製品キズ等のリスクがあった。そこで運搬時の安全性、製品のベルト固定、キズの防止を実現したリターナブルコンテナを開発。このコンテナは「製品が出し入れしやすい両側面の花開き構造」「現地搬送を考慮した着脱式のキャスター」「高さ可変構造による収納量に合わせた保管輸送の効率化」といった機能を搭載している。また、トラック積載時には段積みや3列並べることも可能な高い積載効率を有したスマートコンテナである。

2022年度ジャパンスター賞 日本貿易振興機構(ジェトロ)理事長賞

リチウムイオン電池 100%リサイクルEPSと極限収納
リチウムイオン電池 100%リサイクルEPSと極限収納

株式会社東芝、積水化成品工業株式会社との共同出品で、収納数を25%向上させた上、欧米など包装廃棄物の特定重金属規制に準拠したリサイクル材100%の発泡スチロールを採用し、物流コスト、CO2削減に寄与。

2022年度包装部門賞 工業包装部門賞

工業電子管用オール段ボール包装
工業電子管用オール段ボール包装

脱プラスチック緩衝材でも衝撃緩和を実現したオール段ボール包装で、77%容積縮小させ、包装・輸送コスト削減、CO2削減に貢献。

製品固定と振動対策を1部品で実現したシンプル内装設計
製品固定と振動対策を1部品で実現したシンプル内装設計

製品上部が全体的に脆弱であるため、ベース部のみで製品を固定しつつ、輸送時に脱落の危険性がある部品の支持も同時に行える構造を簡素な1つの部品で実現させ、簡素な梱包作業により梱包コスト15%削減。更に、製品調達先となる製造協力会社からの梱包に適用させ、客先出荷までの一貫使用を実現。

2021年度大型・重量物包装部門賞

エレベータドア枠用 伸縮式通いコンテナ
エレベータドア枠用 伸縮式通いコンテナ

エレベータドア枠は様々な大きさのため特定ラックに梱包できず、約4割は都度木箱を製作し、また既存のラックは製品を1台ずつ寝かせて梱包していた。そこで製品サイズに合わせて寸法を調整可能な鋼製通いコンテナを開発し、木材使用量を削減、作業時間短縮も図った。また製品を立てた状態で複数個梱包可能で、人力運搬可能なキャスターのワンタッチ着脱機能を有しているため、複数個を一度に搬送でき、作業者の負荷軽減も実現した。

2021年度ロジスティクス賞

ジグザグ収納トレイ
ジグザグ収納トレイ

車のメータパネル等に使用される液晶表示パネルは多様化が進み、湾曲面を持つ製品も開発されている。こうしたパネルは厚く、包装時は製品同士の間隔も広く、無駄な隙間も多く発生していた。そこでトレイ内の収納配置を見直し、積重ね時に製品同士が当たらぬようジグザグに配置した結果、パレットあたり詰め数を250%、輸送費を50%改善した。

2020年度テクニカル包装賞

ダミーポケットによる強度UPトレイ
ダミーポケットによる強度UPトレイ

液晶表示モジュールは様々な分野で使われているが、大型化が進む車載用表示機器の包装では、輸送信頼性試験で従来の真空成型トレイが破損する不具合が散見された。そこでトレイのC面取りコーナーに合わせた四角い凹形状「ダミーポケット」を設けることで強固なリブを構成し、トレイの破損を防ぐ、従来と同じシート厚の真空成型トレイが実現できた。

2019年度重量物包装部門賞

エレベータ天井用 フレキシブルコンテナ
エレベータ天井用 フレキシブルコンテナ

エレベータはビルにより大きさが様々なため、天井の搬入時に特定のラックに梱包できず、木箱梱包している。また着荷後すぐに開梱し廃材を持ち帰るため、作業者の負担も大きく、廃材の処理も問題となる。そこで、天井の寸法に合わせて幅を4段階に可変できる鋼製の通いコンテナを作製し、木材使用量の削減、作業時間の75%短縮を実現した。

2018年度重量物包装部門賞

鋼材コンテナを活用した最適荷姿改善
鋼材コンテナを活用した最適荷姿改善

エレベータ用巻き上げ機は重量製品であり、従来製品サイズや仕様合わせて調整可能な木枠梱包により出荷していたが、材料準備、製函等、工数もかかるため、通い鋼材コンテナを製作し工数とコストの削減を図った。コンテナサイズが統一され、共用・繰り返し使用、また倉庫での段積みが可能、また不使用時は折り畳み輸送・保管が可能となった。

2017年度大型・重量物包装部門

アパレル向け輸出入用通い台車
アパレル向け輸出入用通い台車

鋼製の通い台車であり、左右の側面枠を差替えることで内寸の変更が可能である。そのため寸法の異なる反物製品、段ボール製品を共に効率よく積載することができる。側面枠の保護材・扉の取付けによる防塵対策によって製品品質を向上し、段積みによる積載効率の向上、一括積込による荷役効率の向上も実現した。

2016年度大型・重量物包装部門賞

輸出エレベータ用簡単 すっきりピッタリ包装
輸出エレベータ用簡単 すっきりピッタリ包装

輸出向けエレベータ包装について、市販メッシュパレットを導入することにより、従来の木箱や段ボール箱の段取り・木箱製作技能・充填材詰め作業を不要とした。なおかつ、コンテナサイズも考慮した2サイズへ選定統合することでバンニング工数を削減し、積載率を向上させた。

2015年度電気機器包装部門賞

LEDシーリングライト用らくらく作業ホルダー
LEDシーリングライト用らくらく作業ホルダー

LEDシーリングライト用段ボールホルダー。LEDライト搭載部に立ち上げを設け、ホルダーをLEDライト搭載部の両サイドから包んだ後に立ち上げ部に引っ掛けるだけで作業が完了。セードをホルダー上部から被せるだけで自動的にホルダーがロック固定されることで、作業時間短縮・生産性向上を図った。

2014年度包装アイデア賞

側面・棲面が連動して動く内装箱(巻き込み箱)
側面・棲面が連動して動く内装箱(巻き込み箱)

二重包装形式の内装箱で、一枚の段ボール板から抜き出すものとし、箱を形成する際に側面及び棲面の板が連動して動くように側面及び棲面の板が繋がった形状が特徴である。また、外装箱への出し入れの際使う取っ手を設定し、製品を入れて巻き込むだけで内装箱となる。内装箱としての耐衝撃性はそのままに取扱いの利便性も向上させた。

2014年度包装アイデア賞

プラスチック段ボール形状を生かした輸送笊
プラスチック段ボール形状を生かした輸送笊

化学溶剤の表面処理をする製造工程を有する小さな製品の、製造から輸送まで一貫仕様の通い包装の開発を行った。小部品が全て単独で保持され、ケミカル材料の溶剤に耐性が必要であることと、液切れの良さや乾燥に適した通気性を確保しなければならないため、プラスチック段ボールの中空部分をそのまま利用し、ザルの効果が発揮できる輸送容器とした。

2013年度工業包装部門賞

連結機構付きクラムトレイ包装(かたまり包装)
連結機構付きクラムトレイ包装(かたまり包装)

薄型でほぼ直方体の易損製品の輸送用包装で、振動・割れ対策・捻じれ防止を目的とした連結機能付きクラムトレイ包装を開発した。このトレイは横に並べて収納するので、上部から手を入れ取り出せる。また、トレイ同士をつなぐロック機構をもち、一つの塊として動くため、落下時の捻じれに強い特徴をもつ。

2012年度テクニカル包装賞

真空成型トレイ用パズル金型
真空成型トレイ用パズル金型

真空成型トレイ用金型において、金型を枠部分と製品収納部分に分け製造し、特に製品収納部分を一つの塊ではなく細い棒状にし、必要な形状を必要な場所にパズルのように集合させて使用する。一つの金型と若干の追加パーツで、複数形状の真空成型トレイを作成することが出来る。

2011年度電気・機器包装部門賞

プラスチックパレット 固定構造
プラスチックパレット 固定構造

市販プラスチックパレットに、通い箱をベルトにて容易に且つ安全に固定できる構造を開発した。固定を行う際、ベルトはフォークリフト差し込み口を通さず、プラスチックパレットの上にベルトとベルトガイド及びベルト厚さ調整用の発泡ポリシートを載せ、その上にプラスチック段ボールシートを被せサンドイッチし、ボルト・ナットにて固定する構造とした。

2011年度ロジスティクス賞

平板電子部品用トレイ
平板電子部品用トレイ

製品を固定する材料をプラスチック段ボールからトレイへ変更した。材質をPETとし、凹凸を設けることで、製品固定だけでなく緩衝効果を兼ねるトレイを開発した。積層された製品を直接袋に入れ、真空成形トレイで挟み込む方式である。

2010年度包装アイデア賞

曲面コーナークッション
曲面コーナークッション

リサイクル容易な段ボール板に抜きと罫線加工を施すことで、湾曲した曲面の立体的な紙製緩衝材を開発した。湾曲面のふくらみと内部空気により柔らかな緩衝性が得られ、製品形状が平面でも曲面でも使用できる。

2010年度大型・重量物包装部門賞

医療機器(超音波装置)オール段ボール通い包装
医療機器(超音波装置)オール段ボール通い包装

中重量製品の海外向け通い箱用の腰下付段ボール包装。ハニカム構造の段ボール材の使用により、キャスター付き製品の集中荷重への対応が可能。スロープの内蔵化で、さらに搬入据付け、開梱の一連作業が極めて容易になっている。

2009年度電気・機器包装部門賞

クライストロン用内箱・オール段ボール包装
クライストロン用内箱・オール段ボール包装

合板ホルムアルデヒド対応として、精密かつ重量があるクライストロン内箱包装を、合板包装からトライウォール、ハニカム材を使用し環境にやさしいオール段ボール包装とした。また同等の強度を確保しながら軽量化、コスト低減を実現した。

2009年度ロジスティクス賞

可変免振機能付パレット
可変免振機能付パレット

鉄道輸送・トラック輸送での「衝撃、防振、擦れ」から保護する防振ゴムを使用した免振パレットである。防振ゴム部に固定金具を取り付けることでゴム使用数量を可変することができ、製品重量に対し適正な使用数を選択することが可能。枠材を取り付けすることで固縛もできる。

2008年度電気・機器包装部門賞

パルプ・海藻発泡体-植物性緩衝材-(東芝セミコン社共同開発)
パルプ・海藻発泡体-植物性緩衝材-(東芝セミコン社共同開発)

石油資源代替と食糧競合を避けた植物の有効利用として、パルプと海藻から抽出されるアルギン酸を発泡させ成形した緩衝材を開発した。使用後は水で分解することも可能。製造時工場廃熱利用により、二酸化炭素排出量を約1/3に削減できる。

2008年度電気・機器包装部門賞

医療用X線イメージ管 オール段ボール包装
医療用X線イメージ管 オール段ボール包装

精密で衝撃に弱い医療用X線イメージ管の包装に使用していた発泡ポリエチレン緩衝材を、緩衝性能は同等で段ボール化し、環境対応を図った。また、箱の形式をミカン箱方式から上下箱分離+ジョイント固定方式にして包装性・開梱性を向上させた。

2007年度ロジスティクス賞

サイクルVカットおりたたみ通い箱
サイクルVカットおりたたみ通い箱

デモ販売を主眼とした包装。材質は、従来の木枠腰下付き段ボール包装からダンプラ製通い箱とし、大幅に軽量化した。また、Vカットでダンプラにヒンジ効果を持たせ、回収時の折り畳み+減容化作業を極めて容易にした。通い箱とした結果、廃棄包装材レスも実現した。

2007年度電気・機器包装部門賞

ゆるゆるフィットパッケージ
ゆるゆるフィットパッケージ

内装トレイ上口部に広がりを持たせ、製品が挿入されると重みでトレイ上口部がしぼみ、製品にフィットしてホールドする。外装トレイには剛性をもたせ、固定部で内装トレイの上口部をホールドする。輸送用と製造用の二つのトレイの機能を一つのトレイに統合し、包装材を大幅削減した。

2006年度ロジスティクス賞

エアストキャリー 「ひょい兵衛」
エアストキャリー 「ひょい兵衛」

包装レス中重量製品(吊装備無・キャスター付)をアシストすると共に、高品質の配送を実現した搬送ツールです。空気バネと浮上シリンダー機構で、製品の昇降、および配送時の衝撃を大幅に緩和した。

2005年度ロジスティクス賞

楽らくキャリィ
楽らくキャリィ

従来、木製腰下付き強化段ボール包装であったものを、鋼材通い箱包装に変更した。ネコ台車構造とストレッチャー構造の複合で、「包装作業の簡素化」「組み立て易さ」「搬送時の容易化」「保管スペースのミニマム化」を図り、搬送する際は営業用のライトバンに通い箱を乗せ、梱包、搬送、通い箱の回収が出来るように考慮した。

2004年度ロジスティクス賞

複合複写機用 リターナブル腰下盤
複合複写機用 リターナブル腰下盤

従来は段ボールとスチールパレットでのワンウェイ包装だったが、包装作業の容易性・搬入据付作業の容易性・ゲート車への積み付け容易性、回収時の減容化を考慮し、廃棄物を極限まで削減した複写機用リターナブル腰下盤を開発した。

2003年度経済産業大臣賞

超重量物用リターナブル・ブロック包装
超重量物用リターナブル・ブロック包装

超重量物用の輸送包装において、従来の包装は新築住宅約1.5軒分相当の木材を使用したスキット包装であった。本作品は環境に配慮し木材レスを目的とし、鋼材ブロックを使用したリターナブル包装である。使用後の解体・回収時は減容化が可能であり、廃棄時には鋼材スクラップとして100%再資源化が可能である。一定間隔に空けた組立て用穴にボルトで締め付け固定する構造で、サイズも豊富であり、バリエーションに富んだ任意の形状で積み木ブロックを積み重ねるように容易に組み立てる事が出来る。

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