在来船サービス

物流サービスに関するお問い合わせ 050-1741-3075 受付:9:00-17:00(土日祝除く) その他のお問い合わせはこちら
サービス概要

プラント、重電など大型商材の輸送実績が豊富
ブッキングから通関、荷役、陸送まで一括受託させていただきます

定期的なスケジュールを持たず、貨物の種類や量に応じて運航される在来船サービス。コンテナ船とは異なり、ばら積み貨物(バルク貨物)や重量物、大型機械など多種多様な貨物に対応できる海上輸送サービスで、お客様のニーズに合わせて柔軟な運航を展開できるのが特徴の1つです。

コスト競争力ある運賃・料金をご提案

コスト競争力ある運賃・料金をご提案

これまで当社は、多くのお客様に在来船サービスを提供してきました。在来船は一般的に、鋼材(H形鋼、鋼板、鉄筋など)、プラント設備(ボイラー、発電機などの大型装置)、建設機械(ショベルカー、ブルドーザーなど)、車両(バス、トラック、鉄道車両など)、木材(原木、製材)、穀物(小麦、大豆などのバルク貨物)、風力発電機部品(タワー、ナセル、ブレードなどの大型構造物)といった形状やサイズが不揃いな貨物や特殊な取り扱いが必要な貨物の輸送に利用されています。これらのうち、当社では特にプラント設備や鉄道車両などを対象にした輸送実績が豊富です。

コスト競争力ある運賃・料金をご提案

海外港での積み込み・荷下ろし作業は、現地作業員によって行われることが一般的ですが、作業水準や安全管理体制には地域によって差が出やすいのが実情です。当社では、協力会社との事前調整に加え、作業内容の記録やチェック体制の整備、作業後の確認までを含めた管理を行うことで、海外においても日本品質に近い水準を実現しています。

在来船輸送を支える一気通貫の対応力

在来船の手配はもちろん、積み込み港までの陸送(トラック、トレーラー)、荷下ろし港から目的地までの陸送、港と本船間の艀輸送や、本船積み替え、港での荷役の手配、目的地での据え付け・設置まで。当社は、在来船を利用した輸送に付随して発生する各種関連業務に一気通貫で対応可能なため、お客様はプロジェクトそのものの管理をフルアウトソーシングできます。また、複数の協力会社に相見積りすることで、コスト競争力のある運賃・料金をご提案できることも当社の強みです。

各国で異なる通関・許認可の取得や、現地工事との工程調整が必要となるケースでも、柔軟な対応が可能です。これまでの国際プロジェクトで蓄積してきたノウハウを活かし、突発的な変更やトラブルにも対応できる体制を整えています。また在来船輸送では、積み荷の形状・重量・重心・他貨物との兼ね合いから、積み付け方法や固縛設計を案件ごとに調整することが求められる場面が少なくありません。梱包や荷姿の工夫は、輸送効率や安全性に直結します。当社では、製品特性や輸送条件に基づいた最適な梱包設計や出荷形状の提案も可能であり、分解範囲・荷姿寸法・固縛位置まで踏み込んだ設計支援により、現場での作業性と作業の安全を両立させています。

在来船輸送を支える一気通貫の対応力

充実した海外ネットワークで対応

北米から南米、欧州、アジア、中東、アフリカまで。海外向けプロジェクトの実績も数多く積んできました。当社およびSBSグループ各社の現地法人、さらには各国の提携先物流会社(代理店など)の機能を活用することで、お客様からお預かりする貨物を安全かつ迅速に目的地までお届けしています。

充実した海外ネットワークで対応

在来船での輸送には、荷役作業に手間と時間が掛かるため、港での停船時間が長くなりやすいといった課題があります。これに対して、当社では数多くの実務経験を通じて培った作業ノウハウを自社に蓄積するとともに、荷役会社などにも展開・共有していくことで、業務遂行レベルを高め、作業時間を短縮し、コストダウンにつなげています。

在来船の航路(対応港)、船舶のサイズや機能、これまでの取り扱い商材実績など、当社が提供する「在来船サービス」の詳細につきましては、当社担当者までお問い合わせください。

〔輸送国実績〕アジア〜欧米中東まで実績多数!

アメリカ、カナダ、韓国、台湾、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フィリピン、バングラディシュ、インド、UAE、オーストラリア、ニュージーランド など

在来船とは?

在来船とは?

在来船(ざいらいせん)とは、コンテナに収まらない大型機器や長尺物、重量物などを輸送する船のことを指します。もともとは、コンテナ船が登場する以前から使われていた「従来型の貨物船」を意味していました。その後、貨物を規格化されたコンテナにまとめて積む「コンテナ船」が登場したことで、従来の形で貨物を個別に積み込む船が区別され、「在来船」と呼ばれるようになりました。

在来船とは?

在来船は、貨物をひとつずつ船の貨物スペース(船倉)に積み込み、形状や重量に合わせて配置・固定を行って輸送します。貨物ごとに最適な積み方を設計できる柔軟性が、在来船輸送の大きな特徴です。

現在では、発電設備やプラント資材、建設機械、鋼材など、形やサイズが一定でない貨物を安全かつ効率的に運ぶための専門的な輸送手段として、国際物流の現場で広く活用されています。

在来船輸送は、貨物の特性に合わせて最適な積付けや荷役方法を設計できる一方、積み込みに高度な技術や計画力を必要とします。コンテナ船にはない柔軟性を備え、プロジェクト貨物や特殊形状貨物の輸送に強みを持つ点が特長です。

詳細は、次の章で「在来船が活躍するケース」や「コンテナ船との違い」とあわせて紹介します。

在来船が活躍するケース

在来船は、コンテナに収まらない貨物や、特殊な形状・重量を持つ貨物を輸送する際に力を発揮する船舶です。特に、発電プラントや工場設備、建設機械、鉄鋼製品など、形やサイズが一定でない貨物の輸送に適しています。貨物ごとに最適な積付け計画を立てられるため、大型・重量物を安全かつ効率的に運ぶ必要があるプロジェクト輸送に多く採用されています。

在来船とは?

また、寄港地やスケジュールを案件ごとに設定できる柔軟さも在来船の強みです。例えば、工場の建設スケジュールに合わせて資材を分割輸送したり、納期に余裕のある貨物を他案件と同船することでコストを抑えたりといった調整が可能です。

さらに、水深や岸壁の長さなどの条件は満たす必要はあるものの、コンテナ船が寄港しない地方港や新興国の港湾に直接アクセスできる場合もあり、陸上輸送の手間を減らせることがあります。

こうした特徴から、在来船は大型プラント建設、社会インフラ整備、国際プロジェクトなど、輸送条件が個別に異なる場面で欠かせない存在となっています。

代表的な在来船の活用例

  • 発電所・プラント建設プロジェクトでの大型機器輸送
  • 工場移設や新設に伴うライン設備の一括輸送
  • インフラ建設での橋梁・トンネル部材など長尺物の海上輸送
  • 鉄道車両や車体部品の海外向け出荷
  • コンテナ船が寄港しない港への物資供給
  • 複数案件を同航でまとめる共同輸送・コスト最適化輸送

これらのように、在来船は大型機械やプラント設備など、輸送条件が特殊な貨物に最適な手段です。SBS東芝ロジスティクスでは、こうした重量物・大型設備の輸送に豊富な実績を持ち、積付け計画から荷役、海上輸送、陸上搬送、据付までを一貫してサポートしています。

国内外の港湾・現地ネットワークを活かし、プロジェクト輸送における安全性・確実性・納期遵守を実現した超重量物輸送サービスに関しては、以下リンクより御覧ください。

超重量物輸送サービス

在来船とコンテナ船の違い

在来船とコンテナ船の最大の違いは、貨物の積み方と運航の仕組みにあります。
コンテナ船は、20フィートや40フィートなどの規格化されたコンテナ単位で貨物を積み込むため、積み下ろしの効率が高く、港での滞在時間も短いのが特徴です。また、基本的に「定期航路」と呼ばれる決まったルート・スケジュールで運航しており、主要港を定期的に巡回します。

在来船とは?

これにより、世界各地で安定した輸送サービスを提供できる一方、寄港地や運航時期の柔軟な変更は難しい面があります。

一方、在来船では、コンテナに収まらない貨物を専用の梱包やスキッドに固定したうえで、船の貨物スペース(船倉)へ積み付けます。貨物の形状や重量、重心などを考慮し、ワイヤーなどの固縛材や木材などを使って個別に固定・養生を行う必要があります。そのため積み込みには熟練の技術と綿密な計画が欠かせませんが、貨物の形やサイズに応じて柔軟に対応できる自由度を持っています。また、在来船は多くの場合、特定の案件やプロジェクトに合わせて運航スケジュールや寄港地を設定する不定期航路で動いています。

このため、貨物の種類・納期・目的地に応じた最適な航海計画を立てることができ、プロジェクト貨物や特殊機材など多様な輸送条件に合わせた設計が可能です。

在来船とコンテナ船の比較

項目 コンテナ船 在来船
航路 基本的に定期航路で運航。ルートとスケジュールが固定されている。 基本的に不定期航路で運航。案件に応じてルートや寄港地を設定する。
積み方 コンテナ単位で積載 貨物ごとに積付け・固定
対応貨物 コンテナに収まる一般貨物 大型・重量物・特殊形状貨物
荷役 コンテナ単位でスピーディに積み下ろしが可能。 貨物ごとに積み下ろし方法、固定方法が異なる為、時間を要する。
主な用途 定期輸送・大量輸送 プロジェクト輸送・特殊輸送

在来船輸送のメリット・デメリット

在来船輸送は、貨物の形状や輸送条件に合わせて柔軟に対応できる一方で、計画や作業に時間とコストを要するという特徴があります。

ここでは、その主なメリットとデメリットを整理します。

メリット

  1. 大型・重量物の輸送に対応可能

    コンテナに収まらないプラント設備や建設機械、長尺鋼材なども、安全に輸送できる点が最大の強みです。貨物の形状・重量・重心に応じて最適な積付け方法を設計できるため、特殊形状貨物にも柔軟に対応します。

  2. 航路・スケジュールを自由に設計できる

    定期航路に縛られず、貨物の準備状況や現地工事の進捗に合わせて運航スケジュールを設定できます。これにより、プロジェクト輸送における納期調整や複数港での分割荷役など、現場事情に合わせた輸送が可能です。

  3. 複数種類の貨物を同時に輸送できる

    在来船では、同一航海で異なる形状・重量の貨物を混載できます。これにより、輸送効率を高めながらコストを最適化でき、プロジェクト単位での一括輸送にも適しています。

デメリット

  1. 荷役作業に時間を要する

    貨物ごとに積付け・固定を行うため、作業計画の策定や現場対応に時間がかかります。港湾での滞在期間が長くなる傾向があり、作業人員・資材の確保も必要です。

  2. 荷役設備や天候の影響を受けやすい

    在来船は貨物の積み降ろしに現場判断が多く、人手やクレーンを使う作業が中心です。そのため、強風や雨天時は安全確保のため作業を中断せざるを得ないこともあり、スケジュールが変動する場合があります。

  3. コストが割高になる場合がある

    個別の積付け設計や荷役資材の準備が必要なため、同一区間での大量輸送に比べて費用が高くなる傾向があります。ただし、プロジェクト全体の最適化や一括輸送によるコスト抑制効果が得られるケースも少なくありません。

在来船輸送は、「大量・定期」よりも「大型・特殊・プロジェクト」に適した輸送形態です。計画設計や荷役に専門的なノウハウを要しますが、その分、貨物特性や現場要件に合わせた最適な輸送ルート設計と安全確保を実現できます。

SBS東芝ロジスティクスの在来船輸送サービスの特長

SBS東芝ロジスティクスは、プラント設備や重電機器、鉄道車両などの大型商材輸送において豊富な実績を有し、在来船を活用した国際プロジェクト輸送を多数手掛けています。貨物の特性や現場条件を正確に把握し、船内への積付け・固縛設計や梱包仕様を案件ごとに最適化することで、安全で確実な輸送を実現しています。火力・原子力発電所などのエネルギー分野をはじめ、社会インフラ・建設関連など、さまざまな分野で確かな実績を積み重ねています。

在来船とは?

在来船輸送は貨物の種類や量に応じて運航できるため、定期航路に比べて柔軟なコスト設計が可能です。当社では、複数の協力会社と連携し、輸送ルートや積み合わせを比較検討することで、品質を維持しながらコスト競争力の高い運賃・料金をご提案しています。お客様のスケジュールやプロジェクト計画に合わせ、最適な輸送プランを構築します。

また、当社は海上輸送だけでなく、陸上輸送・通関・荷役・据付までを一貫して対応できる体制を整えています。工場と本船間の艀(はしけ)輸送、積み替え、現地での搬入作業なども当社がコーディネートし、プロジェクト全体を通じてスムーズな物流を実現します。お客様は、輸送に関わる複数工程を当社に一括でお任せいただくことで、プロジェクト管理の負担を軽減できます。

さらに、海外港での積み込み・荷下ろし作業においては、地域ごとに異なる作業水準や安全基準に配慮し、協力会社との事前調整や立会確認を徹底することで、日本国内に近い品質水準を確保しています。必要に応じて日本人エンジニアを現地に派遣し、安全確認や工程指導を行うことで、海外でも安定した作業品質を維持しています。

SBSグループ各社および現地パートナーとの連携により、北米・欧州・アジア・中東・アフリカなど世界各地で多くのプロジェクトを支援させていただいております。充実した海外ネットワークと豊富な実務経験を活かし、当社はお客様の国際プロジェクトを物流面から力強くサポートいたします。

薬剤師常駐、空調設備あり 大阪府 メディカル向け倉庫 荷主企業様、募集中!
Page Top
おかげさまで、50周年 ブランドメッセージ公開中