三国間貿易
円滑な三国間貿易を物流面でサポート
お客様はサプライチェーン最適化を実現
仲介機能で貿易リスクを軽減
製品(商品)の売主と輸出者、製品(商品)の買主と輸入者が一致し、製品(商品)や売買代金が二国間でやり取りされるのが二国間貿易です。貿易と呼ばれる行為は一般的にこの二国間貿易を指します。
これに対して、三国間貿易は少し複雑です。上記の二国(二者)の間に仲介者(第三国)が介在します。仲介者(第三国)は、輸出者から製品(商品)を購入した後、輸入者に販売するわけですが、製品(商品)そのものは仲介者(第三国)を経由することなく、直接輸入者に送られます。仲介者が輸入者から販売代金を回収し、輸出者に仕入れの代金を支払うことで貿易が完結する仕組みです。
三国間貿易において、輸出者は、①自社で営業ネットワークを有していなくても、仲介者経由で製品(商品)を販売できる、②販売代金の回収リスクを回避できる――などのメリットがあります。一方、輸入者にとっては、①自国では販売されていない製品(商品)を仲介者から購入できる、②しかも、製品(商品)は第三国経由ではなく、輸出者から直接届くため、調達リードタイムを短縮できるとともに、輸送コストを低く抑えられる――といったメリットがあります。
当社では、こうした様々な優位性を持つ三国間貿易の円滑な遂行をサポートするための各種ロジスティクスサービスを世界各地でお客様にご提供しています。
ドレージ、通関、船便手配などを代行
例えば、ベトナム、日本、米国で展開されている三国間貿易では、当社のベトナム現地法人および当社(日本法人)は、輸出者(ベトナムの荷主企業)が工場で製品を海上コンテナに積み込みして以降の、米国に到着するまでに発生する物流業務を、お客様(輸入・販売者)に代わって一括で受託しています。
具体的には、①ベトナムの工場から輸出港までの陸上輸送(ドレージ)、②現品管理(棚卸を含む)、③税関への各種届出、④ベトナムから米国への船便の手配、⑤Switch Invoiceの発行(ベトナム輸出時はベトナム工場→日本、米国輸入時は日本→米国に)、⑥米国各港での陸揚げ後の陸上輸送の手配----といった業務を当社が請け負っています。
ベトナム・日本・米国の三国間貿易事例
当社では現在、中国、アジア、欧州、北米地域などに14の現地法人を設けて、国際物流サービスを提供しています。世界各地に生産拠点や販売拠点などを展開し、グローバルサプライチェーンを構築している数多くのお客様に、当社の貿易サポート機能をご活用いただいています。