重量物運搬

サービス概要

高度なリスク管理と緻密な計画で
重量物の高い運搬品質を実現

1点ものである重量物の運搬には、高い品質を担保する豊富な現場経験が欠かせません。当社は、工場出荷から現地納品までの計画や手配も含め、一貫した重量物の運搬ソリューションを提供します。

安全で高品質な運搬を担保するため、重量物メーカーであるお客様の商談段階から参画し、後々の工程を見据えたリスク管理、運搬の実現性に関する助言を実施します。 それにより、タービンやボイラーなどの発電設備、変圧器や制御盤などの変電設備、エレベーターやエスカレーターなどの昇降機をはじめとする、多品種に渡る重量物の運搬が可能になります。

重量物運搬に関するこんなお悩みはありませんか?

失敗が許されない重量物の運搬には、緻密な事前調査や、運搬時のリスクを最小化するための事前計画が重要です。また、船舶や貨車の手配の遅れや、法律上必要な許認可の取得に時間がかかってしまうことで、納期に間に合わないというリスクも無視できません。計画から実行までを漏れなく、リスクを低減するには、重量物運搬の深い知見と経験が必要とされます。

重量物運搬の品質を担保したい
重量物運搬の品質を
担保したい
重量物運搬:納期を遵守したい
納期を遵守したい
重量物運搬:リスクを回避したい
リスクを回避したい

SBS東芝ロジスティクスの重量物運搬で解決できます

FEATURE 01
重量物運搬:精密な物流エンジニアリングによる品質保全

精密な物流エンジニアリングによる品質保全

大手電機メーカーで培ってきた物流エンジニアリング力を活かし、品質を担保したロジスティクスを提供します。物流エンジニアリング力とは、工場出荷から現地納品までの運搬プロセスにおけるリスクを洗い出した上で、対策を講じ、計画をたてる力のことです。大きく重い製品の運搬時に使用する交通インフラの状態・条件を調査し、最適な運搬モードを選択。必要に応じて、重量物運搬用の仮設の橋や道路を新しく建設するなど、プロジェクトを成功裏に導くために、あらゆる手段を講じます。
また、当社は標準プロセスフローを設け、緻密な工程、リスク管理を行っております。そのため、どのような製品でも高い運搬品質を実現しています。

FEATURE 02
重量物運搬:一貫運搬管理体制だから実現できる、スケジュール管理

一貫運搬管理体制だから実現できる、スケジュール管理

当社は、出荷から据え付けまで一貫して全工程を担当。また、生産工程の状況も考慮して、最適な運搬・搬出入スケジュールをご提案します。重量物の重さや大きさによっては、国や地域の運搬に関わる許認可を取得する必要があり、半年以上を要するケースもあります。また、季節風や川の水位など、その国・地域の季節的要因や天候などで変わる運搬環境も考慮したスケジュールを作成、期日どおりの納品をサポートします。

FEATURE 03
重量物運搬:豊富な経験と知見に基づくリスクコントロール

豊富な経験と知見に基づく
リスクコントロール

重量物は代替品がないため、運搬中の事故防止は最重要事項です。
当社が管理するプロジェクトにおいては、リスク管理表を作成、あらゆる工程を隅々までチェックし、船舶や貨車の手配が遅れ、納期に間に合わない。地盤や道路が重量に耐えられないなど、想定されるリスクを洗い出し、その対策を立案します。必要に応じて作業方法の修正指示や、現場に赴き、運搬状況や現場の状況を確認、必要な善後策を提案します。

運搬時の製品品質担保や納期厳守のため、過去には重量物運搬車両を走行させるの道路を造成するだけでなく、運搬車両に耐えられる強度を有しているかを確認するため、試験走行を実施したり、河川を使用したバージ運搬では川の水量の季節的要因を考慮した航行スケジュールの立案など、リスクを洗い出し、そのリスクを回避するため、様々な施策を講じてきました。
大手電機メーカーの重量物運搬を長きに渡り担ってきた経験をもとに、リスクをコントロールし、確実なプロジェクトの完遂を目指します。


重量物運搬業務プロセス

重量物の運搬は、お客様の引き合いフェーズ(大型プロジェクトでは運搬実行フェーズの最大5〜6年前)から計画が必要とされています。それは、例えば、プラント設備の納入を受注したけれど、「提案内容では陸送が不可能だった」「引き合いの要件に則った設計では、分解運搬が不可能だった」「重量があまりに大きく運搬ができない」などの問題が、後から発覚するリスクがあるため、事前の検証が欠かせないためです。
また、製品の設計段階においても、ロジスティクスのプロが運搬に関してアドバイスを行います。完成した製品が大きすぎて船舶や貨車に乗せることができなかったり、道路の幅を超えてしまったりというリスクを防ぐためです。また、運搬の計画を策定するにあたっては、現地調査を必ず行ってから計画設計に移行します。当社が提供する重量物運搬では、引き合いからの実作業まで、ワンストップでソリューションを提供しています。

重量物運搬業務プロセス

POINT

海外の重量物運搬の現場においても、テクニカルアドバイザーとして支援をおこなっています。インドやマレーシア、インドネシアなどの東南アジア、中国、アメリカ等様々な地域での発電所建設プロジェクトでは、現場に立ち合い、運搬計画上の不備がないかをチェックし、事故防止に貢献しています。

重量物運搬:POINT

重量物運搬事例を見る

発電所への発電機納品のケースでは、海上からの陸揚げ(水切り)を大型クレーンで行った後、リフトで3階まで吊し上げ、屋内に引き込みました。陸送できない重量物も、船と特殊な運搬装置を活用し、実現できます。

重量物運搬事例:①発電機を船積
①船積
重量物運搬事例:②発電機を本船内から吊り上げ
②本船内から吊り上げ
重量物運搬事例:③発電機を車両へ積載
③車両へ積載
重量物運搬事例:④発電機の構内運搬
④構内運搬
重量物運搬事例:⑤発電機を建屋3階へ吊り上げ
⑤建屋3階へ吊り上げ
重量物運搬事例:⑥発電機を建屋内へ引き込み
⑥建屋内へ引き込み
重量物運搬事例:⑦発電機の90度回転
⑦90度回転
重量物運搬事例:⑧発電機の吊り上げ移動
⑧吊り上げ移動
重量物運搬事例:⑨発電機の据付
⑨据付

その他の重量物運搬事例

某電力会社様

  • 重量物
変圧器
  • 運搬方法
特殊トレーラー
  • 運搬先
関西圏繁華街近くの変電所
重量物運搬事例
写真はイメージです

特殊トレーラーを活用した変圧器輸送を改善。関西圏繁華街近くにある変電所向けの輸送プロジェクトでは、大型の変圧器の構造を3分割にして運ぶ計画としていましたが、道路使用許可の取得や道路通行止めの実施が3回必要になったり、近隣住民・施設からのクレーム等が発生したりするといった課題がありました。そこで、変圧器を分割(分解)しない状態で輸送できることを調査・確認したうえで、一度の輸送で変圧器を納品しました。

某電力会社様

  • 重量物
変圧器
  • 運搬方法
通行規制に適合する2種類のトレーラー
  • 運搬先
出荷工場から約200kmの距離にある発電所
重量物運搬事例
写真はイメージです

海上輸送と陸上輸送を組み合わせた変圧器輸送を、陸上輸送に一本化。従来であれば、変圧器の出荷工場から茨城県までは海上輸送し、その後発電所までは陸上輸送していましたが、それを工場〜発電所間を陸上輸送する手段を検討しました。ただし、同区間には道路の通行規制があり、1種類の特殊トレーラーで一貫輸送できないため、変圧器の積み替え場所を確保。工場〜積み替え場所までの区間と、積み替え場所〜変電所までの区間で通行規制に適合する2種類のトレーラーを使用する事で、変圧器の長距離陸上輸送を実現しました。

重量物米国供給における物流コスト削減支援

重量物米国供給における物流コスト削減支援
  • 業種
重機メーカー

従来の米国への供給搬入計画を見直し。輸出港への搬入前に国内で行っていた一時保管を、日本より割安となる米国での一時保管に切り替え。さらに2種ある重量物のそれぞれ6.7%と2.4%の関税率が、一括で通関した場合は2.5%に設定されるルールを活用し、合計$7.2Mのコスト削減に成功。

物流コンサルティング事例:重機メーカー様
海外倉庫の活用と輸入通関の一括処理で、重量品輸送の物流コストを削減

重量物運搬 対応実績

タービンやボイラーなどの発電設備 / 変圧器や制御盤などの変電設備 / 電力プラント / 
船舶関連装置 / エレベーターやエスカレーターなどの昇降機 / 鉄道車両や関連機器など / 
産業機械 / 大型精密機器 / 大型医療機器

重量物運搬に関するよくある質問

重量物運搬のスケジュール管理にはどのような特徴がありますか?
重量物運搬のスケジュール管理では、輸送許可の取得に必要な時間を十分に考慮し、道路交通状況を詳細に分析することが重要です。これによって計画に余裕を持たせ、予期せぬ遅延を避けることが可能となります。また、通行する道路や橋の耐荷重能力などを事前に確認し、重量物の安全な輸送を保証することも重要です。さらに、関係者間の効果的なコミュニケーションを確保し、緊急時の対応計画を立てることで、万が一の事態にも迅速に対処できるようにしなければなりません。こういった点を総合的に管理し、重量物運搬を予定通りかつ安全に行うことが必要となります。
重量物運搬の際、どのような特殊な機材や技術が必要ですか?
重量物運搬には、特殊な機材や技術が不可欠です。当社では、重量物の大きさや重量に合わせて、大型トレーラーやクレーン、特別な固定装置などの特殊機材を用いて重量物運搬を行います。また、必要に応じて道路の整備や一時的な構造物の設置など、運搬の安全性を高めるための副次的な措置も講じています。こういった機材や技術、対応によって、重量物運搬をより安全かつ効率的に実施しています。
重量物運搬におけるコスト管理はどのように行われますか?
重量物運搬におけるコスト管理は、効率的かつ経済的な輸送計画の策定に重点を置いています。当社では、輸送ルートの最適化、特殊機材の選定、輸送スケジュールの調整を通じて、コスト削減を図っています。また、輸送プロセスにおける無駄の削減、効率的な人材配置、既存インフラや機材等資源の活用、そして必要な許可や手続きの迅速な処理により、コストパフォーマンスの高い重量物運搬サービスを提供しています。
リスク管理についての具体例を教えてください。
運搬の現場では、作業者のコントロールが難しいケースがあります。当社では、計画の事前提出を求め、リスク対策状況を確認することを徹底しています。

2024年7月OPEN (仮)柏沼南倉庫
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