牽引台車 開発実績
牽引台車の開発
当社は、物流品質を維持し効率を高めるため、数々の治具を開発してまいりました。こちらではお客様の需要も多く、実績も多数ある「牽引台車」の開発実績をご紹介いたします。
牽引台車 開発実績
1.平台車囲み式
特許取得済(特許6464304)
AGVメーカーの既製品では、AGV1台につきマテハン(台車等)1台牽引しかできず、効率が悪いという課題解決のために開発。マテハン複数台を1度に搬送可能となり、作業効率が向上しました。(平台車用)
2.カゴ台車囲み式
特許取得済(特許6464304)
上記、「1.平台車囲み式」と同じ課題解決のために開発しましたが、こちらはカゴ台車を牽引可能にしました。
3.兼用式
特許取得済(特許6464304)
平台車とカゴ台車の2種類のマテハンを牽引したい場合、マテハンに合わせて治具を付け替える必要があったため非効率でしたが、可動部(治具水色部)の姿勢を変えることで、平台車・カゴ台車の両方を搬送可能としました。
平台車とカゴ台車両方を運びたい(同じ時間帯にどちらのマテハンも利用する)お客様にお薦めします。
4.T字式
特許出願中(特開2022-001471)
上記の「1.平台車囲み式」は平台車幅より治具幅が大きくなるため、広い通路幅が必要となっていました。この課題を解決するため、平台車の真ん中に治具を挿入する形状とすることで、狭い通路幅で使用可能としました。
通路幅が狭いお客様にもご利用いただけます。
5.後付け式
特許出願中(特開2022-001471)
「3.兼用式」と同じ課題解決のために開発。「4.T字式」に後付けすることで、平台車とカゴ台車の両方を狭い通路幅でも牽引可能としました。
平台車とカゴ台車両方を運びたい(各マテハンを運ぶ時間が違う)、通路幅が狭い、そんなお客様にもご利用いただけます。
6.AGV連結方向切替式
特許出願中(特願2022-138519)
通路幅が狭い場合、AGV+牽引治具の旋回スペースが取れずUターンできないという課題解決のために開発。AGVの連結方向を前後切替可能とすることで(スイッチバック式)狭いスペースでも折り返しできるようにしました。
7.自動ストッパー
特許出願中(特願2022-135266)
ストッパーの操作が手動のため、着地に作業者を1人配置しなければならないという課題解決のために開発。着地でセンサを読み取り、自動でストッパー解除が可能となりました。これにより、着地に人員を待機させる必要がなくなりました。
8.潜り込み式
特許出願中(特願2021-118948)
AGV導入エリアが狭い場合、牽引タイプでは旋回スペースが必要で導入が難しいという課題解決のために開発。
台車の下にAGVを潜り込む仕様とすることでその場旋回ができ、旋回スペースを小さくできるようになりました。
9.4WS機能付き
牽引治具を複数連結すると内輪差が発生してしまい、広い通路幅が必要となってしまう、また、旋回時に内側においてある製品等に接触する恐れがあるという課題解決のために開発。
4WS機能により内輪差の発生を抑えることができ、牽引治具の連結を可能(牽引治具にパレットを積載するイメージ)としました。
10.4WS付き囲み式
特許出願中(特願2022-082337)
「3.兼用式」でカゴ台車2台搬送する治具は長さが長いため内輪差が発生し、広い通路幅が必要であるという課題解決のために開発。
囲み式治具に4WS機能を組み込むことで、内輪差を抑えて走行可能としました。
11.4WS機能切替式
特許出願中(特願2022-151569)
「9.4WS機能付き」は牽引時は良いのですが、AGVとの連結を外すと4WS機構が邪魔をして治具の取り扱い性(操作性)が悪いという課題解決のために開発。
4WS機能をON-OFF切替可能とし、AGVから切り離して4WS機能をOFFにすることで、手押し台車としての使用を可能としました。
12.多段台車用フック固定式
特許出願中(特願2023-184238)
囲み式では台車+治具幅が必要となり通路幅が狭いと利用が困難、また、寸法や支柱形状の異なる複数種の多段台車を牽引可能な治具が欲しいという課題解決のために開発。
多段台車前方の左右支柱に治具フック部を固定することで、様々な多段台車を牽引可能としました。治具が小型なため狭い通路幅で使用でき、多段台車を搬送したい、通路幅が狭いといったお客様にもご利用いただけます。
SBS東芝ロジスティクスでは、安全・品質・効率の向上を目的とし、作業の省力化・省人化を実現する物流機器の開発を行っております。特に牽引台車においては、数々の実績がございます。個別の開発のご依頼や、機器のご購入も可能です。まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。